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夜尿症(おねしょ) [2008-3-10]
概説 尿意の自覚は2〜3歳までに可能になり、4歳頃になると夜間睡眠中でも排尿の抑制ができるようになります。そのため夜尿は乳児期まではすべての子どもにみられますが、2〜3歳頃より急激に減少し、小学校就学時には約10〜15%程度となり、中学校入学時には1〜2%となります。夜尿症のある小児の背景の特徴とし
不整脈(小児) [2008-3-10]
概説 不整脈といってもその内容は多岐にわたります。ここでは専門的な内容について詳しく触れず、小児科診療の日常で比較的多い内容に重点を置きます。小児科の日常診療でよくみるのは、期外収縮(きがいしゅうしゅく)、脚ブロック、房室ブロック、QT延長、ウォルフ?パーキンソン?ホワイト(WPW)症候群などです。
肥厚性幽門狭窄症 [2008-3-10]
概説 生後2〜3週の間に胃の出口である幽門(ゆうもん)部の輪状筋(りんじょうきん)が急速に厚くなって狭まってしまい、胃液や母乳?ミルクが胃内に停滞して十二指腸に行くことができず、胃内圧が上昇して噴水状に嘔吐を繰り返す疾患です。嘔吐は出生直後は回数も程度も軽く、日齢を経るにつれ回数と程度がひどくなって
ネフローゼ症候群 [2008-3-10]
概説 ネフローゼ症候群とは多量のタンパクが尿中に失われる結果、低タンパク血症、浮腫(ふしゅ:むくみ)が出現する疾患です。この病気の約9割は血尿を軽度に認めるか、あるいは血尿がみられず大量のタンパク尿を示し、組織学的に糸球体病変が軽く腎機能の長期予後が良好な微少変化型と呼ばれる病態です。小児では9割以
低身長(小児) [2008-3-10]
概説 低身長は文字どおり身長の低い状態を指しますが、医学的に「低身長」として扱われるのは身長の標準偏差がマイナス2SD以下の場合です。子どもは日々成長しているので、現在の年齢(何歳何カ月まで)に応じた標準値(図:標準曲線)と比較して身長の評価を行う必要があります。  低身長の原因には様々なものが
腸重積症 [2008-3-10]
概説 腸管が連続する腸管に嵌入(かんにゅう)する(入りこむ)ことによって腸閉塞(ちょうへいそく)を起こす疾患です。嵌入するメカニズムは不明で、小児の腸重積の9割以上が原因不明です。本症は急性虫垂炎(ちゅうすいえん)と並ぶ小児の代表的な急性腹(きゅうせいふく)症で、早期に診断し適切な治療をしなくてはな
チック [2008-3-10]
概説 チックは小児期ではまれな疾患ではありません。しかも多くのチックは成人するに伴い自然に治癒する傾向があります。チックとは突発的、急速、反復性、非律動的、常同的な運動あるいは発声で、発症が18歳未満で4週間以上持続するものをいいます。チックについては、かつては精神分析の視点からの解釈が盛んに行われ
ダウン症候群 [2008-3-10]
概説 ヒトは22対の常染色体と2本の性を決定する染色体、合計46本の染色体をもっています。21番染色体が3本あるために起こる生まれつきの病気をダウン症候群と呼んでいます。この病気は1866年にイギリスの眼科医Downが報告したことにはじまりますが、それ以前からこの病気が存在していたことがわかっていま
髄膜炎(小児) [2008-3-10]
概説 髄膜炎には、無菌性、化膿性、結核性、真菌性、ガン性などがありますが、小児で重要なのは無菌性髄膜炎および化膿性髄膜炎(細菌性髄膜炎)です。いずれもくも膜下腔(髄腔〈ずいくう〉)にウイルスや細菌が侵入して起きる疾患です。無菌性髄膜炎を起こすウイルスは多種にわたりますが、エンテロウイルスといわれる一
自閉症 [2008-3-10]
概説 自閉症は、現在では先天性の脳の機能障害と考えられています。全般的な知能の遅れがある精神発達遅滞と異なり、特殊な認知、知覚、言語の障害が基本にあると考えられ、それゆえに人との接触、物の認知などに問題が起こり、自閉と呼ばれる独特の行動様式がみられます。言葉の遅れと歪み、社会性や対人関係の障害、常同
心雑音(小児) [2008-3-10]
概説 心雑音という言葉そのものが病気を意味しているわけではありません。病気の有無と心雑音の有無とは厳密には一致しませんが、明らかに病的な心雑音がある場合はやはりそれは心疾患の1つの症状です。逆に、心雑音を伴わない心疾患も存在するので、心臓病の診断と心雑音との関係は複雑です。今回はこの欄で、心雑音を伴
クローン病 [2008-3-10]
概説 クローン病(CD)は長期慢性疾患(特定疾患)で、遺伝的因子と環境因子との相互作用から生じますが、地域的には先進国に多くみられます。正確な病因は不明であり、したがって原因療法は現時点ではありません。クローン病は1990年代を通して増加し、厚生労働省特定疾患登録患者数が2004年度には2万3,18
溶連菌感染症(小児) [2008-3-10]
概説 いわゆる小児科診療における溶連菌感染症は、A群β溶血性連鎖球菌という細菌による感染症をいいます。感染部位は上気道といわれる部位における呼吸器感染で、具体的には鼻粘膜、咽頭粘膜、扁桃(へんとう)腺であることが一般的です。感染経路は咳や唾液などによる飛沫感染(ひまつかんせん)がほとんどと
麻疹(はしか)(小児) [2008-3-10]
概説 麻疹ウイルスの感染により起こる病気です。麻疹ウイルスはRNAウイルスでパラミクソウイルス属に分類されます。麻疹ウイルスはほぼ世界中に分布しています。予防接種のない時代は2〜4年ごとに春から初夏にかけて流行がみられていました。麻疹はたいへん感染力の強い病気です。潜伏期は10日から12日ですが、こ
百日咳 [2008-3-10]
概説 この病気は乳幼児でとくに問題となり、病態が完成されると文字どおり百日間もの長期にわたりひどい咳が持続するところから名前の由来があるようです。この病気は、百日咳菌という細菌が気管支粘膜などの気道粘膜に感染し発症します。この菌が感染すると気道粘膜が剥がれ落ち、炎症が起きて重大な損傷を受けます。その
肥満症(小児) [2008-3-10]
概説 体の脂肪組織が必要以上に増えた状態を肥満といいます。体脂肪計には測定上の問題があり、小児では基準として使用しにくいため、肥満症かどうかの判定には主に肥満度が使用されます。これは体重が自分の身長相当の標準体重からどの程度離れているかをみるもので、  肥満度(%)=(実測体重-標準体重)/
熱性けいれん [2008-3-10]
概説 主に6カ月から5歳くらいまでの乳幼児で38℃以上の発熱に伴って起きるけいれん性疾患を熱性けいれんと呼びます。脳炎や髄膜炎などの中枢神経系感染症、代謝異常症、その他明らかなけいれんの原因疾患があるものは除きます。熱性けいれんは非常に頻度の高い病気で、日本人の有病率は7〜9%といわれています。なぜ
てんかん(小児) [2008-3-10]
概説 てんかんとは脳の一部の神経細胞(群)の異常な興奮に基づくけいれん性疾患です。この異常な興奮が何かのきっかけで脳の他の部分に広がると、いわゆるてんかん発作となります。てんかんは乳児から成人までのあらゆる年齢にみられますが、人口1,000人に8〜10人程度とみられています。てんかんは一般に遺伝しな
鉄欠乏性貧血(小児) [2008-3-10]
概説 鉄分の不足によって生じる小児で最もよくみられる貧血です。赤血球中に含まれるヘモグロビン(血色素)は、肺から全身に酸素を運搬する役割を担っています。このヘモグロビンの主な構成成分である鉄分が不足すると、ヘモグロビンが合成されずに貧血になります。もともと乳幼児は体の中に鉄分の蓄えが少ないこと、幼児
出血傾向(小児) [2008-3-10]
概説 自然にあるいは正常ではまったく出血しない程度の何らかの外因が加わったために出血が起こり、止血しにくい状態を出血傾向といいます。出血傾向を引き起こすメカニズムとしては、[1]血液中の凝固因子の欠乏や、その機能が悪い場合(凝固障害)、[2]血小板が減少したり、その機能が悪い場合(血小板障害)、[3
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